青色のキリンは空で笑う

日常の一コマをつらつらと

一分一秒を削り出せ~くだらない話をばVol.4~

ども~どもども!

本日もくだらない話をば。Vol.4?

 

最近乾燥してきまして

クリームの偉大さをひしひしと感じる季節になりました。

 

こんなにも偉大なものなのに、

どうして学生の時に真面目に使わなかったのか?

 

化粧水してクリームしてなんて

2分もあれば終わるものなのに、

 

当時の私の洗顔時間は15秒ほどで、

毎年冬になると

それはそれは恒例行事かのように

「粉吹き地蔵」などと呼ばれていたことを思い出しました。

 

今考えると、当時の私の行動の数々に

私は本当に女子高生だったのだろうか・・・

人間の形を借りた妖怪か何かだったのではと疑問です。

妖怪にも失礼な話です。

 

しかし、人間になることより大切な

戦いをしていたことを思い出したのです。

 

肌が粉吹くより当時重要だったこと。

そう、学校の朝の門限です。

 

高校までは自転車通学。

30分程度の道のりを走らねばなりません。

そして、私の通学路には踏切がありました。

 

その踏切は

一度下りると5分ほど開かない踏切

 

踏切が下りきる前に渡れたらセーフ

踏切に間に合わなければ遅刻です。

 

学校は朝の門限に厳しかったため

必死に自転車を漕ぎます。

何回右に曲がり、何回左に曲がればいいか

常に頭の中をフル回転させて走ります。

 

間に合え…間に合え…間に合え…

念じながら走っていると

息が上がった体からドクドクと聞こえてきます。

呼吸がつらく、漕ぐ足を緩めてしまいたい。

 

心臓の音がどんどん高くなっていきます。

刺すような寒さが、私の顔・手を襲っているのに

体はとても暑い…

 

レースも終盤、カンカンカンカン

踏切の音が聞こえます。

もう少し…もう少し…

 

やった、今日もこえた!!!!

 

そのまま急いで自転車を駐輪し

階段をダダダダダと駆け上がります。

 

ゴール!

 

私は席に座り、

はぁはぁと呼吸を整えます。

 

そしてこれから始まる一日を前に思うのです。

 

明日こそは早く家を出よう・・・と。

そして冬場になると頭から湯気が出る女子高生

いやだなぁ・・・と。

 

おわり。

 

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